みなさん、こんにちは。
大坂です。
すっかり秋らしくなってきましたが今日この頃ですが、御嶽山の噴火による犠牲者に心を痛めている方も多いのではないでしょうか。
1人でも多くの方が救助されるのを願うばかりです。
さて、私達は昨日久しぶりに演劇を観に行ってまいりました。
作品は、
葛河思潮社・第4回公演「背信」です。
作・ハロルド・ピンター、
演出・長塚圭史、出演は最近仲間由紀恵さんと結婚されたばかりの
田中哲司さん、
松雪泰子さん、そして
長塚圭史さんです。
場所は池袋の
東京芸術劇場シアターイーストでした。
登場人物は、2人の子供がいるロバートとエマ夫妻、そしてロバートの親友ジェリー。
内容としては、親友の妻エマと不倫関係になったジェリーの、その終焉から始まりまでを、
時間を逆行しながら辿っていくという会話劇です。
盛り上がりなどは一切無くシンプル極まりない舞台でしたが、その分男女の心の機微が繊細に、
かつリアルに描き出されていたように思います。
会話は淡々としているのですが、それが逆に三角関係の危うさを際立たせていました。
ぶっちゃけあまり好きな類の内容ではありませんでしたが、引き込まれる何かがこの舞台にはあり、
あっという間の2時間でした。
前回拝見させて頂いた
「浮標」同様、それはこのお三方の確かな演技力によるものでありましょう。
そしてなんといっても
松雪泰子さんの美しさですね。時間が逆行していくのに合わせてどんどん若く、
そしてかわいくなっていく様子は、田中さん演じるジェリーならずとも、思わず
「惚れてまうやろ~!」と
叫んでしまいそうになるくらいです。
とにもかくにも生の舞台はやはり良いものですね。とても余韻の残る、まさしく
「演劇」を観させて頂きました。
皆さんも機会がありましたら是非ご覧下さいませ。